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キリスト教を理念としている児童福祉施設は、子どもたちへの支援について、他の理念の施設とやり方が違うのですか。特徴を教えて下さい。

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seiboaijien (640 ポイント) 2015 10/31 質問 経営について

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児童養護職員現任訓練の手引き(CCF編纂)と言う冊子があります。1968年に編集された内容ですが、劣化しない基本の考え方が、ここにありますので参考までに抜粋します。
  キリスト教はすべての人々に次のことを教えている。
①すべての人々は崇高な人間としてできるだけ立派な者となるために存在している。
②すべての人々は他人に対して責任がある。人は聖書の言う如く「兄弟の守り手」である。人と社会は互いに依存している。それ故、人は共同の福祉のために働くことを知り、学ぶまでは人間として最善のものを実現することはできない。
③すべての人々は、この世の中をより住みよき場所とするために、常に働かねばならない。この世には疑いもなく多くの悪があるが、その悪を、より無力にすることこそ、我らの仕事なのである。
④キリスト者の生活についての個人的な模範は、最も大切である。キリスト教にとって個々のキリスト者の生き方によって示されるものより力強い証明となるものは何もないのである。職員が常に利己的でない生活で、真に児童を愛していることを示すときには、児童は、その結果として、利己的でないキリスト者の生活に生きることを学ぶのである。
⑤すべての個人は最高の価値を持っている。保護者も従事者も、言葉と行為で、すべての児童は人間として尊い価値のあることを教えねばならない。これは要するに福音の中心である。即ち、それは、神が、すべての個人を永遠の愛をもって愛していること-神の子らも同じ永遠の愛を持って互いに愛すべきことなのである。
⑥職員として必要な一連のよき決まりは次の如きものである。
(a)彼(彼女)は、いつもすべての人々の福祉増進をしようとするあらゆる運動には、影響、感化を与えようとすること。
(b)彼(彼女)は、すべての人々に対して善意をもって行動すること。
(c)彼(彼女)は、不幸な人々の住むところを改善しようとして、他の責任ある人々と共に働くこと。
(d)彼(彼女)は、出来るだけ男子も女子も立派なものに発展させようとする目標を心から抱いて働くこと。
(e)そして、彼(彼女)は、自分の内にある最善の生き方ができるように全力を尽くして働くこと。そして、すべての人々も同じような生き方のできる様な状態をもたらすために働くこと。このことだけが人類に益々の進歩と、よき生活を実らせる事ができるのである。
  職員はいろいろな方法で児童を支援できる。
①あまり厳しい規則を作らない。
②子どもたちのグループや個人的なことについては、出来る限りの融通性をもたせる。
③児童の能力に応じて、個別的に要求を調整する。
④多くの緊張を除いてやる。(即ち、くつろぎを与えること)
⑤子どもたちの躾の意味で職員の責任を子どもたち自身に移譲する。(子どもたち自身にどのように罰するかを決めさせる。)
⑥児童の健全な成長をはかるため、必要な刺激を与える。
⑦引っ込み思案の子どもをグループ活動に参加するよう励まし支援する。
⑧受け入れられない子どもに愛情を与える。
⑨不安な子どもには自信を得させる。
⑩注意を引こうとしたり、見せびらかせたりする自己主張の強い子どもには、気持ちを、興味や創造性豊かなものへと導いていく。
  躾と罰について
児童が示す、殆どの正しくない行動は、愛されたいとか、安定感が欲しいと思う、子どもの欲求からくるのである。その結果、子どもは傷つき、怒り、不安定になるのである。よいワーカーは、この間違った行動をした子どもに対しても、正しい愛情と安定感を与えなければならない。子どもは自分の間違った行動にも関わらず、愛されているいう確信が欲しいのである。それからワーカーは、その時、子どもを傷つけ、怒らせ、不安にさせたものが何であるかを見いだす必要がある。もし、最終的に罰を与えるとしても、子どもを理解した上で与え、更に子どもにも納得させることによって初めて与えるべきである。このように、よい躾によって子どもは育てられ一人の人間として成長するのである。
seiboaijien (640 ポイント) 2015 10/31 回答
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