施設会計の事務処理とは、措置費を如何に適正に出納処理するかが重要です。そのために必要なことは、
①すべての支出に適正な根拠があること。これは、計画書や学校配布プリント、設長の承認印とかが挙げられます。
②すべての支出に証拠があること。これは、領収書やレシートが挙げられます。
③すべての支出が適正な取引であること。見積書、納品書、請求書等の発行が行れているかどうか。高額な支出に対しては、複数の業者で競合させているかどうか納品時にチェックしているかどうか。が挙げられます。
④すべての支出が記録として残っていること。これが事務会計処理になります。伝票に始まり、収支決算書や貸借対照表にいたるまでの書類が整備されており、現の出納状況と、書類上の数字が完全に一致していなければいけません。
これらの要件をすべて満たしながら事務処理を進めていきますが、これは、事務の努力だけでは、不可能なのです。職員の皆さんが、事務処理への理解を深め、その処理に対ての協力を得られなければ、適切な事務処理ではなく、不適切な事務処理となってしまいます。